かけらの記録ノート

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主にポケモンの乱数について語るブログ

【ポケモン(U)SM】timeleapを利用した乱数調整

今更タウンって感じですが、やりたい乱数調整ができたので調べてみました。
まず初めに、timeleapについて簡単に説明します。timeleapとは、7世代における瞬きによる消費(timeline)を正確に考慮しながら乱数調整を行う一つの方法を指します。ここら辺は海外の解説サイトでとても詳しく説明されているのでそちらを参照してください。

では、具体的に何を行ったのかというと、上のサイトで説明されている極悪違法ツールを使わずに、これらの作業を無改造の実機上で行えるツールを作成しました。主人公の瞬きから消費数を特定することでtimelineを生成、調整し目標消費までの正確な待機時間を計算する。timeleapの性質上、2連続で1Fの調整をしなければならないが、timeleapは狙うフレームによっては展開のようなものができるので、とても多くnpcがいる場合を除いて安定して行うことができる。
これを用いることで、複数npcがいる場合でも安定して目標の消費数を調整することができます。今回はミスの許されない配達員乱数を成功させたかったので頑張って調べました。

ポケセンタマゴ配布無補正菱形夢色♀ヒドイデ
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0xdf55371c 96641078消費 素直 31-0-31-31-31-31

タマゴを割らないと個体の確認ができないため、色理想を狙う場合だとミスが許されません。EmのRS輸送孵化乱数のような感じ。個体値の乱数調整をtimeleapを使って行い、色の調整は従来のID調整を使ったSV孵化を行いました。こいつらには色回避ルーチンがないので受け取りROMで光らせることもできたが、色理想を行うにはSV孵化が必要である。オハナタウンのポケセン(npc4)で調整を行い、試行回数も1回で成功できた。

日本での7世代の各種やり方を説明しているブログを見ると、<2F>を利用したやり方などが書かれていることが多いが、これはただ開始消費数から目標消費数までの待機時間が一致するものを指すだけでtimelineを考慮できていないため、仕組みとしての根拠は全く無いので注意してください。npc数が安定していてもQRから戻るときの針でずれるので使い物にならない。
今回は配達員乱数のみで検証したが、主人公の瞬きを観測できる場所なら、CFWなしにnpc数がとても多いベベノムや、会話前後でnpc数の変動が起こるタイプ:ヌルなども安定して行うことができるようになると思われる。
案の定ここまで書いておいてツールは公開しないので、やりたい人は各自調査してみてください。